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技術講座 生化学
ビタミンの測定法の進歩
著者: 上田哲也1 若林弘樹1 三浦雅一2
所属機関: 1三菱化学メディエンス株式会社メディケム事業本部治験研究部薬効評価グループ 2三菱化学メディエンス株式会社事業開発本部企画室R&D企画グループ
ページ範囲:P.647 - P.653
文献購入ページに移動ビタミン定量法の変遷としては,まず微生物法や比色法で測定系が立ち上がった時代を第一世代とした場合,比色法・蛍光法・酵素法などの化学的測定法と現在主流である高速液体クロマトグラフィー(high performance liquid chromatography,HPLC)法が共存する第二世代,そして,これから液体クロマトグラフィー/質量分析法(liquid chromatography/mass spectrometry,LC/MS)や液体クロマトグラフィー/タンデム質量分析(liquid chromatography/tandem mass spectrometry,LC/MS/MS)が活用される第三世代が到来すると思われる.この現象は技術の進歩により測定対象となるビタミンの生体中の存在量および誘導体を含めた種類により,特異的かつ高感度に測定しなければならないものに限る.また,臨床検査においてはより簡便なビタミン測定法に移行する傾向である.
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