文献詳細
Laboratory Practice 〈臨床生理●呼吸機能検査のステップアップ・3〉
文献概要
はじめに
近年,マスコミなどで取り上げられる機会が多くなり,一般的にも睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome,SAS)の病名が知られるようになった.
SASは睡眠中の症状として,いびき,無呼吸・低呼吸などがあり,それに伴い低酸素血症を起こし,頻回の断眠により睡眠障害を起こす.日中の症状として傾眠傾向,作業能力・集中力の低下などが認められる.また,肥満,高血圧などの生活習慣病との関連や,交通事故・労働災害との関連も示唆されており,関心の高まっている疾患である.
当院では2003年からSASの検査を開始し,パルスオキシメータを用いて,年間およそ500名の運転士のスクリーニング検査を実施している.これまでの経験からSASのスクリーニング検査の現状と問題点をまとめた.
近年,マスコミなどで取り上げられる機会が多くなり,一般的にも睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome,SAS)の病名が知られるようになった.
SASは睡眠中の症状として,いびき,無呼吸・低呼吸などがあり,それに伴い低酸素血症を起こし,頻回の断眠により睡眠障害を起こす.日中の症状として傾眠傾向,作業能力・集中力の低下などが認められる.また,肥満,高血圧などの生活習慣病との関連や,交通事故・労働災害との関連も示唆されており,関心の高まっている疾患である.
当院では2003年からSASの検査を開始し,パルスオキシメータを用いて,年間およそ500名の運転士のスクリーニング検査を実施している.これまでの経験からSASのスクリーニング検査の現状と問題点をまとめた.
参考文献
1) 中野博:睡眠時無呼吸症候群のスクリーニング.パルスオキシメータ メモリー機能を活用した睡眠・運動の評価.Therapeutic Research Report 23;R3,2002
2) 須藤英一,四元秀毅:睡眠時無呼吸症候群.検査と技術 23:96-100,1995
3) 柳生久永,大石修二,中村博幸,他:睡眠時無呼吸症候群の診断と治療 診断へのアプローチ 問診,診察.日内会誌 93:1084-1087,2004
4) 成井浩司:睡眠時無呼吸症候群の診断と治療 予後と社会問題.日内会誌 93:1147-1155,2004
5) 新島邦行,指原俊介,森本泰夫:職域における睡眠時無呼吸症候群対策.医学のあゆみ 214:635-640,2005
掲載誌情報