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文献詳細

雑誌文献

検査と技術35巻7号

2007年07月発行

文献概要

検査じょうほう室 〈生化学〉

IVH(中心静脈栄養)カテーテル採血での薬物濃度の偽高値

著者: 早川美惠子1

所属機関: 1慶應義塾大学病院 中央臨床検査部検査相談室

ページ範囲:P.692 - P.694

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はじめに

 当院では腎移植や骨髄移植,生体肝移植が頻繁に行われているため,免疫抑制剤のシクロスポリンとタクロリムスの血中濃度至急測定が昼夜休日を問わず欠かせない.ところが,ある時期,タクロリムスの測定値について,担当医からのクレームが相次いだ.“投与量と全く合わない”,“まだ投与していないのに血中濃度が高いのはおかしい!”,“短時間のうちに再採血をしたのに,1回目と全く違う結果になっている”などであった.しかし,何度再分析しても結果は等しく,分析上のエラーは考えられなかった.

参考文献

1) 仲村敏明,林喜代美,天谷純子,他:カテーテル採血がCyclosporine Aのモニタリングに与える影響.臨床薬理 30(1):17-20,1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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