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技術講座 生化学
糖尿病検査の標準化
著者: 桑克彦1
所属機関: 1筑波大学大学院人間総合科学研究・臨床医学系
ページ範囲:P.749 - P.756
文献購入ページに移動糖尿病の診断と治療に用いられる臨床検査のうち,グルコース,ヘモグロビンA1c(hemoglobin A1c,HbA1c),血糖自己測定(self-monitoring of blood glucose,SMBG)については標準化がなされ,これにより診断基準や臨床的な取り扱いが定常化している.このうちグルコース測定およびHbA1c測定については,実試料標準物質が設定され,日常検査の基準となっている.また,測定の総合的な不確かさの大きさについても提示されている.SMBG測定機器については,国際規格が設定され,これにより機器の性能評価が行われるようになった.HbA1cに代わる新たなマーカーとしてのグリコアルブミン(glycated albumin,GA)測定の標準化が進行している.
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