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文献詳細

雑誌文献

検査と技術35巻8号

2007年08月発行

文献概要

Laboratory Practice 〈臨床生理●呼吸機能検査のステップアップ・4〉

呼吸機能検査のデータの読み方のポイント

著者: 小川浩正1

所属機関: 1東北大学保健管理センター/感染症・呼吸器内科

ページ範囲:P.776 - P.783

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はじめに

 呼吸機能に求められている大切な役割は,ガス交換,すなわち,生体の恒常性を維持するために必要なエネルギー源となる酸素の体外からの取り込み,および,代謝の過程で産生される二酸化炭素の体外への排出である.ガス交換は,肺胞と,その肺胞に接する肺毛細血管との間で行われる.呼吸機能検査は,このガス交換の能力を知るために行うものであり,そのために必要な要件としての「換気が十分であること」,「拡散がスムーズであること」,「換気と血流のバランスが保たれていること」それぞれを評価するものである.呼吸機能検査データを読むにあたっては,その検査値が成り立つ生理学的意味を理解することが重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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