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あとがき フリーアクセス
著者: 高木康
所属機関:
ページ範囲:P.816 - P.816
文献購入ページに移動8月号をお届けします.今月号も話題満載,興味ある論文が満載です.“復習のページ”「梅毒の血清検査」は興味深く読ませていただきました.梅毒検査には緒方法,梅毒凝集法,ガラス板法のSTS法とTP抗原を用いるTPHA法が日常的に利用されています.そして,これらの結果の解釈も確立されてきました.しかし,STS法の感度が向上したことで,治癒した場合にも必ずしも「陰性」とはならないことが指摘されていました.さらに,LAIA法をはじめとする自動化の試薬が開発されることで,これら測定法による結果の新しい臨床解釈の確立が必要となってきました.新しい検査法が続々開発される昨今では,新しい臨床解釈は避けては通れぬわれわれの使命かもしれません.それには,まず勉強です.夏休みが明けたら,お互いに頑張りましょう.
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