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Laboratory Practice 〈臨床生理●呼吸機能検査のステップアップ・5〉
在宅医療における呼吸機能検査
著者: 諏訪部章1
所属機関: 1岩手医科大学医学部臨床検査医学講座
ページ範囲:P.858 - P.864
文献購入ページに移動はじめに
近年,慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmorary disease, COPD)や睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome, SAS)などの増加は著しく,その医療の主体は病院から在宅医療へシフトしている.主な在宅呼吸療法と対象となる呼吸器疾患を表1に示した.その病状評価・治療効果の判定のための呼吸機能検査も院内検査から在宅検査へとシフトし,さまざまな機器が開発され市販されている.本稿では,パルスオキシメータ,ピークフローメータ,携帯型スパイロメータ,SAS簡易モニタの四つを取り上げて紹介し,その運用例と注意点について述べる(表2).
近年,慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmorary disease, COPD)や睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome, SAS)などの増加は著しく,その医療の主体は病院から在宅医療へシフトしている.主な在宅呼吸療法と対象となる呼吸器疾患を表1に示した.その病状評価・治療効果の判定のための呼吸機能検査も院内検査から在宅検査へとシフトし,さまざまな機器が開発され市販されている.本稿では,パルスオキシメータ,ピークフローメータ,携帯型スパイロメータ,SAS簡易モニタの四つを取り上げて紹介し,その運用例と注意点について述べる(表2).
参考文献
1) 日本呼吸器学会在宅呼吸ケア白書作成委員会(編):在宅呼吸ケア白書.文光堂,2005
2) 久保田勝,阿部直,矢那瀬信雄,他:在宅酸素療法における夜間動脈血酸素飽和度のモニタリングの有用性.日呼吸会誌 37:688-693,1999
3) 高橋進,櫻井滋:人間ドックにおける潜在的な睡眠時無呼吸低呼吸症候群のスクリーニング.治療 85:2437-2441,2003
4) 〆谷直人:在宅医療の今後の展開.医器学 74:269-274,2004
掲載誌情報