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文献詳細

雑誌文献

検査と技術35巻9号

2007年09月発行

文献概要

臨床医からの質問に答える

院内感染対策としての除菌処置と,除菌後に生じる生物学的活性低下菌について

著者: 大森智弘1 山口秀樹2

所属機関: 1国立成育医療センター臨床検査部 2国立国際医療センター臨床検査部

ページ範囲:P.882 - P.885

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はじめに

 近年,微生物検査技師は,院内感染対策チーム(infection control team,ICT)に参加し,病院全体の感染対策に活動の場を広げることとなった.その役割は感染源や感染経路の調査,院内環境汚染の程度,保菌者の調査などが主体となる.本稿ではICT活動を通じて経験した新生児集中治療室(neonatal intensive care unit,NICU)でのメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(methicillin-resistant Staphylococcus aureus,MRSA)の菌検出状況の推移と,除菌後に菌同定に及ぼす影響について考察する.

参考文献

1) 城裕之:MRSA院内感染の予防.小児科診療 62:1717-1722,1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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