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文献詳細

雑誌文献

検査と技術35巻9号

2007年09月発行

文献概要

臨床検査フロンティア 検査技術を生かせる新しい職種

認定臨床微生物検査技師

著者: 高木妙子1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学病院臨床検査部

ページ範囲:P.886 - P.887

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はじめに

 臨床検査技師を対象とした認定臨床微生物検査技師制度が日本臨床衛生検査技師会,日本臨床微生物学会,日本臨床検査医学会および日本臨床病理同学院の4団体支援のもとに発足し,2001年から実施されている.

 本制度は“臨床微生物学と感染症検査法の進歩に呼応して,これらに関連する臨床検査の健全な発展普及を促し,有能な認定臨床微生物検査技師の養成を図り,より良質な医療を国民に提供すること”を目的としている.つまり,検査技師の社会的な地位の向上を目的としたものではなく,あくまで国民に向けた一つの制度といえる.

 近年,さまざまな感染症が大きな問題となっており,医療における微生物検査の重要性が高まっている.これに対応して次々に開発される最新の技術を含めた微生物検査を的確に行い,その健全な発展普及を促すための専門技師制度として,微生物の検出・診断のみならず,抗菌薬選定,感染防止対策などにおいても大きな役割を果たすことが期待されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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