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糖尿病性乳腺症の画像と病理
著者: 小柳紀子1 梅村しのぶ2
所属機関: 1東海大学医学部付属病院臨床検査技術科 2東海大学医学部基盤診療学系病理診断学
ページ範囲:P.895 - P.896
文献購入ページに移動糖尿病性乳腺症(diabetic mastopathy)は,1984年にSolerらによって“Fibrous disease of the breast, thyroiditis, and cheiroarthropathy in type I diabetes mellitus”として報告された1).病理組織学的にはfibrous diseaseあるいはlymphocytic mastitisと診断される病変が,糖尿病に関連して出現した場合につけられる呼称である.本病変をトピックスとして紹介する意義は,単に糖尿病に合併する稀な病態というよりは,むしろ超音波所見上,癌との鑑別を有し,過剰診療を避けるために,知っておくべき病変として紹介するものである.
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