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文献詳細

雑誌文献

検査と技術36巻10号

2008年09月発行

文献概要

増刊号 これから広がる生理検査・新たにはじまる生理検査 F 脳神経系検査

1. 脳磁図の基礎と臨床

著者: 湯本真人1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.1084 - P.1092

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はじめに

 脳磁図(magnetoencephalography,MEG)検査法は2004年4月に“神経磁気診断”として保険収載(D236-3)され,以来各地で保険診療としてのMEG検査が開始されている.この保険収載上の適応症例の制約や検査機器が高価なことなどから,実施施設も全国に20ほどと限られているため,あまりなじみのない読者も多いと思われる.そこで本稿は,MEGの原理と特性を概説するとともに臨床応用例を示すことで,本検査法になじみのない読者への理解の一助となることを目指したい.

参考文献

1) Williamson SJ, Kaufman L:Analysis of neuromagnetic signals. Gevins AS, Remond A (eds):Handbook of Electroencephalography and Clinical Neurophysiology. Vol. 1 Methods of Analysis of Brain Electrical and Magnetic Signals. Elsevier, Amsterdam,pp405-448,1987
2) 湯本真人:聴皮質とMEG.Clinical Neuroscience 24:515-517,2006
3) 湯本真人:脳磁図(MEG).臨床病理レビュー 117:146-152,2002
4) 湯本真人:てんかんの検査 脳磁図.Clinical Neuroscience 26:59-61,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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