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文献詳細

雑誌文献

検査と技術36巻11号

2008年10月発行

文献概要

Laboratory Practice 〈微生物●内部精度管理・2〉

培養(分離・同定)検査の内部精度管理

著者: 木下承晧1

所属機関: 1神戸大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.1266 - P.1269

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はじめに

 検査の標準化および施設間差をなくす取り組みが,検体検査分野では広がりをみせている.わが国では規定されていないが,米国の臨床検査室改善法(The Clinical Laboratory Improvement Amendments,CLIA)は1992年に検査室開設について法律を制定し,そのなかで品質管理(quality control,QC)基準を規定している.

 微生物検査の内部精度管理(internal quality control,IQC)は,結果の再現性と継続性を保証し,安価で評価方法が簡素なことが重要となる.現状では,微生物検査室の少ない人数,予算のなかで精度管理を行わざるを得ない.本稿では機器・プロセス管理を含めて,よりよい培養検査の対応を示す.

参考文献

1) NCCLS:Quality Control for Commercially Prepared Microbiological Culture Media Approved Standard - Third edition;M22-A3. Wayne, PA:NCCLS,2004
2) 松本哲哉,満田年宏:Cumitech血液培養検査ガイドライン,医歯薬出版,2007
3) 山中喜代治:精度管理とトラブルシューティング. 各論 細菌検査.Medical Technology 22:887-894,1994
4) Depertment of Health and Human Services, Centers for Medicare and Medicaid Services:Clinical laboratory improvement amendments of 1988;final rule. Fed Register, 2003
5) College of American Pathologists, Commission on laboratory accreditation. Laboratory Accreditation Program. Microbiology checklist,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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