文献詳細
Laboratory Practice 〈微生物●内部精度管理・2〉
文献概要
はじめに
検査の標準化および施設間差をなくす取り組みが,検体検査分野では広がりをみせている.わが国では規定されていないが,米国の臨床検査室改善法(The Clinical Laboratory Improvement Amendments,CLIA)は1992年に検査室開設について法律を制定し,そのなかで品質管理(quality control,QC)基準を規定している.
微生物検査の内部精度管理(internal quality control,IQC)は,結果の再現性と継続性を保証し,安価で評価方法が簡素なことが重要となる.現状では,微生物検査室の少ない人数,予算のなかで精度管理を行わざるを得ない.本稿では機器・プロセス管理を含めて,よりよい培養検査の対応を示す.
検査の標準化および施設間差をなくす取り組みが,検体検査分野では広がりをみせている.わが国では規定されていないが,米国の臨床検査室改善法(The Clinical Laboratory Improvement Amendments,CLIA)は1992年に検査室開設について法律を制定し,そのなかで品質管理(quality control,QC)基準を規定している.
微生物検査の内部精度管理(internal quality control,IQC)は,結果の再現性と継続性を保証し,安価で評価方法が簡素なことが重要となる.現状では,微生物検査室の少ない人数,予算のなかで精度管理を行わざるを得ない.本稿では機器・プロセス管理を含めて,よりよい培養検査の対応を示す.
参考文献
1) NCCLS:Quality Control for Commercially Prepared Microbiological Culture Media Approved Standard - Third edition;M22-A3. Wayne, PA:NCCLS,2004
2) 松本哲哉,満田年宏:Cumitech血液培養検査ガイドライン,医歯薬出版,2007
3) 山中喜代治:精度管理とトラブルシューティング. 各論 細菌検査.Medical Technology 22:887-894,1994
4) Depertment of Health and Human Services, Centers for Medicare and Medicaid Services:Clinical laboratory improvement amendments of 1988;final rule. Fed Register, 2003
5) College of American Pathologists, Commission on laboratory accreditation. Laboratory Accreditation Program. Microbiology checklist,2006
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