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文献詳細

雑誌文献

検査と技術36巻12号

2008年11月発行

文献概要

トピックス

カプセル内視鏡を用いた消化管検査

著者: 松橋信行1

所属機関: 1NTT東日本関東病院消化器内科

ページ範囲:P.1381 - P.1383

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はじめに

 カプセル内視鏡の登場を耳にしたとき,これで映画「ミクロの決死圏」が本当に半ば現実のものとなったとしみじみ感じたものだった.今やそれから8年が経ち,カプセル内視鏡は世界中で日常診療として広く使われている.わが国でも昨年ようやく保険診療の対象となった.しかし,まだ技術的問題やコストの課題などがあり,どこでもやっているという検査ではない.一方,世界ではカプセル内視鏡の適応疾患もどんどん拡大しており,その臨床的位置づけは急速に変貌しつつある.本稿では,2008年時点のわが国ならびに世界におけるカプセル内視鏡検査の現況を示すとともに,わが国で実際に行われているカプセル内視鏡検査の実際を垣間見てみる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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