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文献詳細

雑誌文献

検査と技術36巻2号

2008年02月発行

文献概要

病気のはなし

インフルエンザ(脳症を含む)

著者: 長谷川秀樹1 佐多徹太郎1

所属機関: 1国立感染症研究所感染病理部

ページ範囲:P.94 - P.98

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サマリー

 インフルエンザはインフルエンザウイルスが上気道に感染して発症する上気道の感染症である.インフルエンザウイルスはその抗原性を変えることにより毎年流行を起こす.インフルエンザウイルスの感染に伴い発熱,全身倦怠感といった全身症状や,咳,鼻汁などの上気道症状が起こるが,多くは1週間ほどで自然治癒する.しかし,高齢者の肺炎および小児における脳症の死亡率が高く問題となっている.

参考文献

1) Morishima T, Togashi T, Yokota S, et al:Encephalitis and encephalopathy associated with an influenza epidemic in Japan. Clin Infect Dis 35:512-517,2002
2) Larry K, Pickering MD (ed):Red Book 2006 Report of the Committee on Infectious Diseases, American Academy of Pediatrics,pp401-411,2006
3) 厚生労働省インフルエンザ脳症研究班:インフルエンザ脳症ガイドライン,2005
4) Centers for Disease Control and Prevention:High levels of adamantane resistance among influenza A (H3N2) viruses and interim guidelines for use of antiviral agents-United States, 2005-2006 influenza season. MMWR Morb Mortal Wkly Rep 55:44-46,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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