文献詳細
Laboratory Practice 〈生化学〉
文献概要
はじめに
糖尿病治療は,患者が医師の指示の下で自分自身を管理する必要があり,自己管理ができるようになるためには的確な療養指導が必須となる.そのため,医師とコメディカルがチームを組み,医師の指導方針を皆で検討したうえで各医療職がお互いに連携して療養指導を進めることが重要である1~3).当院では臨床検査技師(以下,技師)が糖尿病チーム医療の一員として参画している4~6)が,今回は技師による個人指導の実際について具体的に紹介する.個人指導の主な内容と流れは図に示す.指導は,毎週行われるチームカンファレンスで情報交換をし連携しながら退院まで継続的に行っている.以下,2症例について入院時から順に流れに沿って精神的サポートを(A),技術的サポートを(B),他職種との連携を(C)で示す.
糖尿病治療は,患者が医師の指示の下で自分自身を管理する必要があり,自己管理ができるようになるためには的確な療養指導が必須となる.そのため,医師とコメディカルがチームを組み,医師の指導方針を皆で検討したうえで各医療職がお互いに連携して療養指導を進めることが重要である1~3).当院では臨床検査技師(以下,技師)が糖尿病チーム医療の一員として参画している4~6)が,今回は技師による個人指導の実際について具体的に紹介する.個人指導の主な内容と流れは図に示す.指導は,毎週行われるチームカンファレンスで情報交換をし連携しながら退院まで継続的に行っている.以下,2症例について入院時から順に流れに沿って精神的サポートを(A),技術的サポートを(B),他職種との連携を(C)で示す.
参考文献
1) 日本臨床衛生検査技師会糖尿病療養指導マニュアル検討委員会(編):臨床検査技師のための糖尿病療養指導マニュアル.じほう,2001
2) 日本糖尿病療養指導士認定機構(編):日本糖尿病療養指導士受験ガイドブック2000.メディカルレビュー社,2000
3) 梶沼宏,羽倉稜子,岩本安彦(編):糖尿病療養指導士のための糖尿病の生活指導ガイドライン.金原出版,2000
4) 直本拓己,佐藤伊都子,百田まり,他:糖尿病療養指導と臨床検査の役割―糖尿病チーム医療への参画.Medical Technology 30:1663-1665,2002
5) 佐藤伊都子,直本拓己,荒木智恵美,他:糖尿病教室―糖尿病チーム医療への取り組み.検査と技術 32:256-258,2004
6) 佐藤伊都子,直本拓己,大籔智奈美,他:糖尿病チーム医療における臨床検査技師の役割.臨床病理 54:816-823,2006
掲載誌情報