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文献詳細

雑誌文献

検査と技術36巻3号

2008年03月発行

文献概要

Laboratory Practice 〈微生物〉

MRSAの保菌調査

著者: 大塚喜人1

所属機関: 1亀田総合病院臨床検査部

ページ範囲:P.267 - P.269

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はじめに

 病院感染の発症は,一般的に見られるメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(methicillin resistant Staphylococcus aureus,MRSA)や緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)によって起こる場合,感染源となる感染発症患者,保菌者,病院環境などから,経口感染,接触感染,飛沫感染などによって,易感染性患者などに伝播・拡大する.

 MRSA感染症は外界から感染する外因性感染が主であったが,近年では市中の保菌者も多くみられるようになったため,時にMRSA保菌調査が必要なことがある.

参考文献

1) Nishida H, Grooters RK, Soltanzadeh H, et al:Discriminate use of electrocautery on the median sternotomy incision. A 0.16% wound infection rate. J Thorac Cardiovasc Surg 101:488-494,1991
2) 蓑原靖一良,佐々木進次郎,麻田邦夫,他:心臓手術後の胸骨感染及び縦隔炎の誘因と治療法の検討.日胸外会誌 41:1281-1285,1993
3) Kluytmans JA, Mouton JW, VandenBergh MF, et al:Reduction of surgical-site infections in cardiothoracic surgery by elimination of nasal carriage of Staphylococcus aureus. Infect Control Hosp Epidemiol 17:775-779,1996
4) 向野賢治:改訂された標準予防策.インフェクションコントロール 13:520-522,2004
5) 大塚喜人:よくわかる! 感染管理.メヂカルフレンド社,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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