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けんさ質問箱
超音波検査での腎動脈狭窄の計測ポイント
著者: 大平未佳1 阿部倫明2
所属機関: 1東北大学病院診療技術部検査部門 2東北大学病院腎・高血圧・内分泌科
ページ範囲:P.283 - P.285
文献購入ページに移動高血圧の原因の一つといわれている腎動脈狭窄の計測の仕方のポイントを教えてください.(東京都 M.K.生)
A.大平未佳・阿部倫明
はじめに
腎血管性高血圧症の診断にはCT(computed tomography)やMRI(magnetic resonance imaging),腎動脈造影などの画像検査がありますが,その一つとして,腎動脈超音波検査が注目されています1,2).超音波検査は造影剤を使わずに血流速度が測定でき,被曝の心配もなく繰り返し簡便に行うことができる検査です.本稿では,超音波ドプラ法を用いて腎動脈血流速度を測定し,腎臓の血行動態や腎動脈狭窄を評価するポイントを説明します.
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