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文献詳細

雑誌文献

検査と技術36巻4号

2008年04月発行

文献概要

私の一推し免疫染色

新しい前立腺マーカー―PSMA

著者: 都築豊徳1 前田永子1

所属機関: 1名古屋第二赤十字病院病理部

ページ範囲:P.332 - P.333

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はじめに

 転移性前立腺癌のマーカーとしては前立腺特異抗原(prostate specific antigen,PSA)や前立腺酸性ホスファターゼ(prostatic acid phosphatase,PSAP)が有名であり,日常診断によく使用されている.しかしながら,前立腺癌の悪性度が高い場合ではPSAやPSAPが陰性化することが知られている1.また,ホルモン治療を受けた症例でも同様の所見を示すことがある.そのような症例に対しては前立腺特異膜抗原(prostate specific membrane antigen,PSMA)が診断に有用な情報を提供することが多い.ここでその実例を示し,解説をしてみたい.

参考文献

1) Goldstein NSu:uImmunophenotypic characterization of 225 prostate adenocarcinomas with intermediate or high Gleason scores. Am J Clin Pathol 117:471-477,2002
2) Silver DA, Pellicer I, Fair WR, et alu:uProstate-specific membrane antigen expression in normal and malignant human tissues. Clin Cancer Res 3:81-85,1997
3) Sheridan T, Herawi M, Epstein JI, et alu:uThe role of P501S and PSA in the diagnosis of metastatic adenocarcinoma of the prostate. Am J Surg Pathol 31:1351-1355,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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