文献詳細
失敗から学び磨く検査技術―臨床化学編
文献概要
蛋白分画検査は,血清中の蛋白成分の量的および質的変動を見るために有用であり,日常診療における基本的臨床検査として用いられている.
検査法としては,セルロースアセテート膜(セ・ア膜)電気泳動法が広く用いられており,蛋白分画の解析には,各分画の百分率および蛋白濃度の評価と電気泳動パターンの肉眼的観察が必要となる.
蛋白分画検査において,血清中の蛋白は大きく5分画に分離されるが,各種の疾病の病態(蛋白の合成,体内分布,崩壊,体外への漏出)により,特徴ある異常パターンを示す.
検査法としては,セルロースアセテート膜(セ・ア膜)電気泳動法が広く用いられており,蛋白分画の解析には,各分画の百分率および蛋白濃度の評価と電気泳動パターンの肉眼的観察が必要となる.
蛋白分画検査において,血清中の蛋白は大きく5分画に分離されるが,各種の疾病の病態(蛋白の合成,体内分布,崩壊,体外への漏出)により,特徴ある異常パターンを示す.
参考文献
1) 藤田清貴,小川実,桜林郁之介:電気泳動法のすべて.セルロースアセテート膜電気泳動法.Medical Technology別冊,pp10-17,1991
2) 米川修:血清蛋白電気泳動の解析のしかた.検査と技術 24:415-426,1996
掲載誌情報