文献詳細
文献概要
Laboratory Practice 〈病理〉
PA制度の現状と将来
著者: 村田哲也1
所属機関: 1JA三重厚生連鈴鹿中央総合病院
ページ範囲:P.350 - P.352
文献購入ページに移動はじめに
Pathologists' Assistant(PA)とは,病理業務の一翼を担う非医師,特に臨床検査技師を想定したものであり,わが国ではしばしば「病理検査士」という呼び方がされてきている.病理検査に関する業務であるため,わが国では日本病理学会(以下,病理学会)がこの制度に関して委員会などで議論してきた.本稿では,その議論の内容を踏まえて,わが国におけるPAの現状と将来について考えてみたい.
なお,本稿は筆者も委員として所属していた病理学会の「病理検査技師との関係に関する小委員会」で検討・報告された内容を重視したものであるが,文章内容に関する最終的な責任は執筆した筆者個人にあることをあらかじめお断りしておく.また,以前筆者が『臨床病理』誌に掲載した論文1)と一部重複があることもご容赦いただきたい.
Pathologists' Assistant(PA)とは,病理業務の一翼を担う非医師,特に臨床検査技師を想定したものであり,わが国ではしばしば「病理検査士」という呼び方がされてきている.病理検査に関する業務であるため,わが国では日本病理学会(以下,病理学会)がこの制度に関して委員会などで議論してきた.本稿では,その議論の内容を踏まえて,わが国におけるPAの現状と将来について考えてみたい.
なお,本稿は筆者も委員として所属していた病理学会の「病理検査技師との関係に関する小委員会」で検討・報告された内容を重視したものであるが,文章内容に関する最終的な責任は執筆した筆者個人にあることをあらかじめお断りしておく.また,以前筆者が『臨床病理』誌に掲載した論文1)と一部重複があることもご容赦いただきたい.
参考文献
1) 村田哲也:病理検査士(仮称)制度について.臨床病理 54:188-191,2006
2) 村田哲也,鈴木悦:病理医と病理関係技術員:新しい関係論.日本病理学会会誌 91:115,2002
3) 村田哲也,河野眞司:病理医と病理技術者:座長のことば.日本病理学会会誌 92:183,2003
4) 中島孝,村田哲也:病理医と病理技術者―病理検査士制度の必要性:企画者のことば.日本病理学会会誌 93:201,2004
5) 村田哲也:病理検査士(仮称)の必要性とその後.日本病理学会会誌 94:149,2005
6) 中島孝,鈴木悦:日本臨床検査技師会との共催企画 病理検査技師のPA制度.日本病理学会会誌 95:145,2006
7) 村田哲也,鈴木悦:病理検査室の問題点:特にPathologists' assistantとジェンダー問題について.診断病理(病理専門医部会会報) 19(3):1-4,2002
8) 日本病理学会ホームページ.病理検査技師との関係に関する小委員会報告.http://jsp.umin.ac.jp/previous/inkai/inkaihokoku/projectucommittee/pareportu050621.html
9) 日本病理学会ホームページ.「病理検査技師との関係に関する小委員会」主催の病理検査士(PA)に関するアンケートの総括.http://jsp.umin.ac.jp/committee/surveyPA2.html
10) The American Association of Pathologists' Assistance. http://www.pathologistsassistants.org/default.aspx?n=hm
11) Galvis CO, Raab SS, D'Amico F, et al. Pathologists' assistants practice. Am J Clin Pathol 116:816-822,2001
12) The Royal College of Pathologists. http://www.rcpath.org/index.asp?PageID=562&SearchStr=Biomedical+scientist
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