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文献詳細

雑誌文献

検査と技術36巻4号

2008年04月発行

文献概要

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呼吸機能検査(2)―ボディプレチスモがやってきた―換気力学的検査との出会い

著者: 安部信行1

所属機関: 1東邦大学医療センター大森病院 臨床生理機能検査部

ページ範囲:P.368 - P.369

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[エピソード]

 呼吸機能検査を始めて間もないころ,今から20数年前のことです.人が中に入れる大きな流線型のボディボックス(図1)と小さな机ほどの装置がアメリカから船に乗ってわが検査室にやってきました.これが筆者とボディプレチスモグラフとの出会いでした.想像する以上に大きな相手を目の前にして検査が上手くできるのだろうかと思ったものです.換気力学的検査は難しいというイメージがありましたし,ようやく肺活量など呼吸検査をなんとかできるようになったころのこと,この装置を前にしたときの衝撃は今でも思い出します.やがて検査室のシンボルとなったボディボックスは,検査室を見学にこられた方々の目を引く装置となりしばらくの間,自慢の装置へと変わっていきました.

参考文献

1) 東條尚子,宮里逸郎,谷合哲:気道抵抗の測定.検査と技術 26:145-149,1998
2) 安部信行,三塚幸夫,工藤岳秀,他:成人の遮断法による気道抵抗(Airway resistance of interrupter method:Rint)測定 スパイロメトリーとの関係.医学検査 53:741-745 2004
3) 田中晶子,渡辺美砂:気管支喘息児を対象とした遮断法による気道抵抗(Rint)測定の評価.日本小児アレルギー学会誌 18:263-269,2004
4) 大久保善朗,川良徳広,東條尚子,他:生理機能検査学.医歯薬出版,pp241-250,2003
5) 鈴木俊介:換気力学的検査.呼吸と循環 44:575-579,1996
6) 中村博幸,大石修司,松岡健,他:換気力学とその臨床的応用.救急医学 30:775-781,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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