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オピニオン
糖尿病教室と臨床検査技師の役割
著者: 夏目久美子1
所属機関: 1岡崎市民病院 臨床検査室
ページ範囲:P.390 - P.390
文献購入ページに移動 現在,臨床検査技師は検査室の中にいて検査をすることが仕事である,という時代ではなくなってきています.採血業務や迅速検査,診療前検査の充実,検査の説明などを行い,人間性豊かなチームの一員として医療に参加することも臨床検査技師としての役割だと思います.糖尿病教室への参画もその一つであり,読者の方々も「糖尿病の検査」や「血糖自己測定(self-monitoring of blood glucose,SMBG)について」などのテーマで教室を担当されていることと思います.
では,皆さんの糖尿病教室は「セルフマネージメント教育」に貢献できていますか? 検査の話といっても,「HbA1cは6.5%未満を目指しましょう」とか「コレステロールは200mg/dl未満にしましょう」ということだけを伝える場ではありません.糖尿病では「教育=治療」といわれています.しかし,糖尿病はとても病状を自覚しにくい疾患であるため,知識を伝達するだけの「講義型教育」や療養方法を提案するだけの「支援型教育」では,なかなか長続きしない結果に終わってきました.
では,皆さんの糖尿病教室は「セルフマネージメント教育」に貢献できていますか? 検査の話といっても,「HbA1cは6.5%未満を目指しましょう」とか「コレステロールは200mg/dl未満にしましょう」ということだけを伝える場ではありません.糖尿病では「教育=治療」といわれています.しかし,糖尿病はとても病状を自覚しにくい疾患であるため,知識を伝達するだけの「講義型教育」や療養方法を提案するだけの「支援型教育」では,なかなか長続きしない結果に終わってきました.
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