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技術講座 血液
異型リンパ球の鑑別法
著者: 鶴田一人1 濵﨑典子1 上平憲12
所属機関: 1長崎大学医学部・歯学部附属病院医療技術部検査部門 2長崎大学大学院医歯薬学総合研究科病態解析制御学講座病態解析診断学
ページ範囲:P.397 - P.403
文献購入ページに移動日本検査血液学会標準化委員会20071)はリンパ球と異型リンパ球を下記のように規定している.「“リンパ球”は直径9~16μmで,細胞質は比較的広いものから狭いものまである.色調は淡青色から青色を呈する.なお,アズール顆粒を認める場合がある.核は類円形で,核クロマチンは集塊を形成しクロマチン構造が明らかでない.一方,“異型リンパ球”は直径16μm(赤血球直径のおおよそ2倍程度)以上で細胞質は比較的広い.色調はリンパ球に比較し好塩基性(青色)が強い.なお,アズール顆粒,空胞を認める場合がある.核は類円形,時に変形を呈する.核クロマチンは濃縮しているがリンパ球に近いものからパラクロマチンの認められるものまである.核小体が認められるものもある.なお,判定が困難な場合はリンパ球との相違点を記載する.」
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