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文献詳細

雑誌文献

検査と技術36巻6号

2008年06月発行

文献概要

Laboratory Practice 〈生化学〉

亜鉛測定の自動分析

著者: 日暮和彦1

所属機関: 1株式会社シノテスト研究開発部

ページ範囲:P.528 - P.530

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はじめに

 亜鉛(Zn)は,生体内に広く分布し,多くの金属酵素の重要な構成成分として存在する1).生体内のさまざまな機能が亜鉛によって維持されており,亜鉛欠乏の検出は疾患の治療に結びつく重要な情報の一つとなる2)

 わが国の臨床検査においては,血清亜鉛のほとんどは原子吸光法,一部が除蛋白操作を必要とする用手法試薬にて測定されてきた.このような現状と,昨今の亜鉛測定の簡易化への要望の高まりに応じて,われわれはキレート剤を用いた亜鉛比色測定試薬「アキュラスオートZn」を開発した.本法は,除蛋白操作を必要としない,わが国初の直接比色法による自動分析装置用亜鉛測定試薬である.本稿では,本法の特性とともに亜鉛測定の特性についても論ずる.

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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