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文献詳細

雑誌文献

検査と技術36巻7号

2008年07月発行

文献概要

技術講座 生化学

―臨床化学基礎技術シリーズ―4.分析ツール その3:圧力

著者: 関口光夫12

所属機関: 1前・日本大学医学部附属板橋病院臨床検査部 2千葉科学大学

ページ範囲:P.599 - P.604

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はじめに

 圧力は日常生活においても水圧やガス圧などでなじみ深い量である.物理化学,臨床化学領域では圧力と他の変数が一つの関数に関与した法則がしばしば応用されている.圧力の単位は歴史的に数多く登場している.列記すると,atm,mmHg,mmH2O,Torr,kgf/cm2,psi,bar,N/m2,m-1・kg・s-2,Paがある.本稿では,SI単位として定義されている単位とわが国の計量法とのかかわりについて述べたい.さらに,臨床化学領域において圧力のパラメーターが含まれている法則について考えてみたい.

参考文献

1) ニュートン分銅:http://www.murakami-koki.co.jp/newton.html
2) 小泉袈裟勝,山本弘:単位のおはなし 改訂版.日本規格協会,pp194-200,2004
3) 小泉袈裟勝,山本弘:続 単位のおはなし 改訂版.日本規格協会,pp67-69,2002
4) S Meites (ed)u:uStandard Methods of Clinical Chemistry vol.5, Academic Press, New York, pp160-164, 1965
5) 金原粲(監):基礎化学1 物質の構成と変化.実教出版,pp68-72,2007
6) 空気の組成:http://www.watanabe-sanso.co.jp/air/
7) 産業技術総合研究所計量センター(訳・監):国際文書第8版(2006)国際単位(SI)日本語版,日本規格協会,p62,p69,2006
8) 小泉袈裟勝,山本弘:単位のおはなし 改訂版.日本規格協会,pp99-103,2004
9) 大久保善朗,川良徳弘,東條尚子,他:臨床検査学講座 第2版 生理機能検査学.医歯薬出版,pp220-223,2006
10) 諏訪邦夫(編):臨床検査MOOK No.5血清電解質と血液ガス.金原出版,pp87-88,1981
11) 関口光夫:浸透圧.臨床検査 34(増刊号):1349-1352,1990

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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