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疾患と検査値の推移
再生不良性貧血の臨床病態と臨床検査学的特徴
著者: 石山謙1 中尾眞二1
所属機関: 1金沢大学大学院医学系研究科細胞移植学(血液・呼吸器内科)
ページ範囲:P.620 - P.625
文献購入ページに移動はじめに
再生不良性貧血(aplastic anemia,AA)は,赤血球,白血球,血小板の三系統がいずれも減少する汎血球減少と骨髄の低形成を特徴とする症候群であり,類似の徴候を示す疾患群から他の疾患を除外することにより初めて診断することができる.先天性と後天性が区別され,後天性はさらに特発性,二次性,特殊型に分類される(表1).また,AAは血球減少の程度により5段階に分類されている(表2).
再生不良性貧血(aplastic anemia,AA)は,赤血球,白血球,血小板の三系統がいずれも減少する汎血球減少と骨髄の低形成を特徴とする症候群であり,類似の徴候を示す疾患群から他の疾患を除外することにより初めて診断することができる.先天性と後天性が区別され,後天性はさらに特発性,二次性,特殊型に分類される(表1).また,AAは血球減少の程度により5段階に分類されている(表2).
参考文献
1) Briggs C, Kunka S, Hart D, et alu:uAssessment of an immature platelet fraction (IPF) in peripheral thrombocytopenia. Br J Haematol 126:93-99,2004
2) 戸松宏明,坂口茜,和田英夫,他:血小板減少性疾患における幼弱血小板全自動測定の臨床的有用性.XE-2100/IPFの基礎検討と臨床応用 日検血会誌 6:238-246,2005
3) Sugimori C, Chuhjo T, Feng X, et alu:uMinor population of CD55-CD59- blood cells predicts response to immunosuppressive therapy and prognosis in patients with aplastic anemia. Blood 107:1308-1314,2006
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