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文献詳細

雑誌文献

検査と技術36巻8号

2008年08月発行

文献概要

今月の表紙

心房中隔欠損症

著者: 信岡祐彦1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学臨床検査医学講座

ページ範囲:P.692 - P.692

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 今回は心房中隔欠損症(二次孔型心房中隔欠損症)の1例を提示する.


【症例の概要】

 66歳の男性.仕事中,突然右上肢の麻痺と運動性失語が出現し,救急外来を受診した.症状と頭部CT(computed tomography)所見から急性期脳梗塞と診断された.これまで医療機関に受診したことがほとんどなく,既往歴は不明である.入院後の胸部X線写真で心拡大を認めたことや,心電図上心房細動を呈していたことなどから,精査目的で心臓超音波検査を施行したところ,心房中隔エコーの欠損と左房から右房へ向かうシャント血流が認められ,心房中隔欠損症と診断された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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