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文献詳細

雑誌文献

検査と技術36巻8号

2008年08月発行

文献概要

技術講座 生化学

―臨床化学基礎技術シリーズ―5.分析ツール その4:電気伝導率・電気量・起電力

著者: 関口光夫12

所属機関: 1前・日本大学医学部附属板橋病院臨床検査部 2千葉科学大学

ページ範囲:P.693 - P.700

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はじめに

 電気化学的な手法を用いる分析化学において,定量のパラメーターを構成するツールやシグナルには電気伝導率(electrical conductivity),電気量(electric charge),起電力(EMF)などが利用されている.一般的に電気化学的な定量分析においては,定量の指標として電気化学的ポテンシャルを捉えることを基本としていることが多く,その定量性は化学量論的な取り扱いができないことが多い.本稿では臨床化学領域で実際に応用されている例を挙げて解説したい.

参考文献

1) 田村英雄,松田好晴:現代電気化学.培風館,pp12-22,1977
2) 日本規格協会,日本分析機器工業会:電気伝導率測定法通則 JIS K 0130.日本規格協会,pp1-3,2008
3) 金原粲(監):基礎化学2.実教出版,pp72-73,2006
4) 日本規格協会,日本分析化学会:用水・排水の試験に用いる水 JIS K 0557-1998(確認2003),日本規格協会,1998
5) 関口光夫:ブロムイオン(Br).検査と技術 16:244-245,1988
6) 関口光夫:1生体に必用な金属 3)塩素(Cl).臨床検査 34(増刊):1401-1405,1990
7) 関口光夫:検査法の基礎理論 イオン選択電極法.検査と技術 17:1167-1172,1989
8) 小田良平,庄野利之,田伏岩夫(編):クラウンエーテルの化学(化学増刊74).化学同人,pp52-57,1978
9) 同仁化学:総合カタログ 第24版.同仁化学,p253,2004
10) 小田良平,庄野利之,田伏岩夫(編):クラウンエーテルの化学(化学増刊74).化学同人,pp169-170,1978

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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