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文献詳細

雑誌文献

検査と技術36巻8号

2008年08月発行

文献概要

ワンポイントアドバイス

骨髄パラフィン標本でのナフトールASD染色のコツ

著者: 阿部倫子1

所属機関: 1埼玉医科大学総合医療センター病理部

ページ範囲:P.726 - P.727

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はじめに

 ナフトールASD染色はNaphthol AS-D chloroacetate(以下,ナフトール)を基質に用いた特異的エステラーゼ染色である.好中球系に陽性を示すため,骨髄球系疾患をはじめとし,広く造血器疾患の診断に有用な染色法である.われわれはLeder法1)とLi法2)に基づいて検討された引野ら3)の方法を行っている.

参考文献

1) Leder LD:Uber die selective fermentcytochemische Darstellung von neutrophilen myeloischen Zellen und Gewebsmastzellen im Paraffinschnitt. Klin Wochenschr 42:553,1964
2) Li CY, Lam KW, Yam LT:Esterases in human leukocytes. J Histochem Cytochem 21:1-12,1973
3) 引野利明,福田利夫,町並陸生:パラフィン切片に有用なNaphthol AS-D Chloroacetate Esterase染色.病理と臨床 4:555-556,1986

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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