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文献詳細

雑誌文献

検査と技術36巻8号

2008年08月発行

文献概要

Laboratory Practice 〈一般●精度管理・3〉

髄液細胞検査の精度管理

著者: 大田喜孝1 長山大輔1 伊藤園江1

所属機関: 1医療法人雪ノ聖母会聖マリア病院中央臨床検査センター

ページ範囲:P.742 - P.747

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はじめに

 髄液一般検査は中枢神経系の病態を迅速に知るために欠くことのできない検査法であり,特に髄液細胞数の算定と分類は各種中枢神経系感染症(髄膜炎や脳炎)の程度と種類を推定するうえで重要な項目である.それゆえ臨床からは質の高い検査データの提供が求められる.検査データの質を高めるには日々の精度管理が重要となり,それぞれの施設内での標準作業手順書(Standard Operation Procedure,SOP)の整備や,SOPに基づく実地教育訓練が必要となる.

参考文献

1) (社)日本臨床衛生検査技師会髄液検査法編集ワーキンググループ:「髄液検査法2002」,(社)日本臨床衛生検査技師会,pp15-55,2002
2) 星和夫,鈴木敏恵:臨床検査学講座,臨床検査総論「7 . 脳脊髄液」pp150-153,2003
3) 金井正光 編著:臨床検査法提要,改訂第32版「第4章. 髄液検査」pp223-233,2005
4) 大田喜孝,元村佳代:一線診療のための臨床検査「髄液検査・細胞数と細胞分類」.検査と技術(増) 33:1323-1325,2005
5) 石山雅大:髄液の採取と検査の進め方.Medical Technology 31:472-475,2003
6) 大田喜孝,伊藤園江,田平泰徳:実践 髄液一般検査法.検査と技術 35:739-747,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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