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イムノクロマト法を用いたノロウイルス簡便検出キットの評価
著者: 山缾謙治1 左近直美1 伊吹てるみ2 立田多美恵3
所属機関: 1大阪府立公衆衛生研究所感染症部 2大阪府泉佐野保健所検査課 3大阪府四条畷保健所検査課
ページ範囲:P.772 - P.773
文献購入ページに移動ノロウイルス(norovirus,NV)は感染性胃腸炎およびウイルス性食中毒の主要な病原因子であり,国内ではいずれも集団発生による患者が毎年1万人以上に上っている.NVは大きくgenogroup(G)と(G)に分類され,さらにGは15の,Gは18のgenotypeに細分されている1).現在,NVの検出は逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(reverse transcription polymerase chain reaction,RT-PCR)法などの遺伝子を検出する方法が主として採用されている.2007年11月にイムノクロマト(immunochromato,IC)法によるNV抗原検出試薬が発売されたことから,急性胃腸炎患者の糞便を用いてICによるNVの検出を行い,在来法との比較検討を行った.
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