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文献詳細

雑誌文献

検査と技術36巻9号

2008年09月発行

文献概要

臨床医からの質問に答える

尿中の潜血反応と尿沈渣赤血球の結果が不一致の場合はどのように考えるべきか?

著者: 森田嘉一1

所属機関: 1東邦大学医療センター大橋病院臨床検査部

ページ範囲:P.858 - P.860

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はじめに

 尿定性検査はスクリーニング検査として広く行われている.近年ではメタボリックシンドローム予防のための特定健診が始まり,生活習慣病の予防や早期発見のための検査項目にもなっており,尿検査の重要性はより大きくなってきている.また,糖尿病などによる慢性腎障害(chronic kidney disease,CKD)に高血圧が加わることで腎障害が増悪することが大規模研究で明らかになっており,尿蛋白や尿糖検査とともに尿潜血,沈渣赤血球検査は腎機能の状態把握や治療評価のためにより重要な検査になってきている1)

参考文献

1) 飯野靖彦:検尿の勧め.Medical Technology別冊 新・カラーアトラス尿検査:3-5,2004
2) 今井宣子:潜血反応 基礎.臨床病理 特集第100号:75-83,1995
3) 大田宣秀,北添康弘,只野壽太郎,他:尿検査による薬剤副作用の確認についての一考察.医学と薬学 46:699-714,2001

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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