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尿素呼気試験と抗ヘリコバクター・ピロリIgG抗体の相関
著者: 棚橋仁1 兒玉雅明1 沖本忠義1 村上和成1 藤岡利生1
所属機関: 1大分大学医学部総合診療部・消化器内科
ページ範囲:P.861 - P.862
文献購入ページに移動ヘリコバクター・ピロリ感染症の診断検査で,尿素呼気試験と抗ヘリコバクター・ピロリIgG抗体の相関はあるのでしょうか?尿素呼気試験では,プロトンポンプ阻害剤などの薬剤内服中は偽陰性になる可能性があるといわれていますが,抗ヘリコバクター・ピロリIgG抗体も同じようなことがいえるのでしょうか?(大分市 F.S.生)
A.棚橋 仁・兒玉雅明・沖本忠義・村上和成・藤岡利生
はじめに
ヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori)感染が胃炎,胃・十二指腸潰瘍,胃癌,胃MALT(mucosa-associated lymphoid tissue)リンパ腫,特発性血小板減少性紫斑病などの多種の疾患と関連していることが明らかとなり,その感染診断の重要性が増してきています.
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