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文献詳細

雑誌文献

検査と技術37巻1号

2009年01月発行

文献概要

Laboratory Practice 〈生化学〉

HbA1c測定の酵素法

著者: 諸熊由子1

所属機関: 1九州大学病院検査部

ページ範囲:P.54 - P.56

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はじめに

 ヘモグロビンA1c(hemoglobin A1c,HbA1c)とは,ヘモグロビンのβ鎖N末端バリンにブドウ糖が非酵素的に結合したものである.HbA1cは,過去1~2か月の平均血糖値を示すことから血糖コントロールの指標として広く用いられ1,2),日常検査では主に高速液体クロマトグラフィー(high performance liquid chromatography,HPLC)法と免疫学的測定法(以下,免疫法)が採用されている3).近年では新たに酵素法測定試薬が開発,市販されており,本稿では,この酵素法4)の特徴と有用性について,従来法と比較しながら概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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