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Laboratory Practice 〈生理〉
深部静脈血栓症が疑われたときにどのような検査を行うか?
著者: 高瀬信弥1
所属機関: 1福島県立医科大学医学部心臓血管外科学講座
ページ範囲:P.62 - P.66
文献購入ページに移動はじめに
深部静脈血栓症(deep vein thrombosis,DVT)や肺塞栓症(pulmonary embolism,PE)は,わが国でも1990年当初から注目され,一部の施設では諸外国のガイドラインに則りその対策が講じられていた.その後,2003年にわが国で初めての「肺血栓塞栓症/深部静脈血栓症(静脈血栓塞栓症)予防ガイドライン」の策定,これに続く2004年の保険医療制度におけるこれら予防点数の算定が認められたことで,一気にDVT/PEに対する認知度が高まり,これに対する診断の必要性が高まっている.
本稿では,実際の臨床の場でDVTが疑われた場合,どのような手順に沿って診断すべきかを私見をまじえて述べたい.
深部静脈血栓症(deep vein thrombosis,DVT)や肺塞栓症(pulmonary embolism,PE)は,わが国でも1990年当初から注目され,一部の施設では諸外国のガイドラインに則りその対策が講じられていた.その後,2003年にわが国で初めての「肺血栓塞栓症/深部静脈血栓症(静脈血栓塞栓症)予防ガイドライン」の策定,これに続く2004年の保険医療制度におけるこれら予防点数の算定が認められたことで,一気にDVT/PEに対する認知度が高まり,これに対する診断の必要性が高まっている.
本稿では,実際の臨床の場でDVTが疑われた場合,どのような手順に沿って診断すべきかを私見をまじえて述べたい.
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