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文献詳細

雑誌文献

検査と技術37巻10号

2009年09月発行

文献概要

増刊号 顕微鏡検査のコツ―臨床に役立つ形態学 II 微生物検査 総論 2 染色法の原理と特徴

1 グラム染色

著者: 相原雅典1

所属機関: 1医療法人社団徳風会髙根病院検査部

ページ範囲:P.897 - P.900

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はじめに

 グラム(Gram)染色はChristian Gramによって1884年にそのオリジナルが考案されたが,以降1921年のHucker1)に始まり,1987年のClarridge2)までたび重なる改良が加えられ,今日に至っている.ともあれ,グラム染色はオリジナルが発表されて120年以上経った今日に至り,弱毒菌感染症患者の病態情報収集のための不可欠な検査法3,4)として再度注目を集め始めた.

参考文献

1) Hucker GJ:A new modification and application of the Gram stain. J Bacteriol6:395-397,1921
2) Clarridge JE, Mullins JM:Microscopy and staining. Howard BL (ed):Clinical and Pathogenic Microbiology. The CV Mosby Co, St Louis,pp87-103,1987
3) 相原雅典,菅野治重,久保勢津子,他:下気道感染症病原体診断のための顕微鏡検査による喀痰塗抹標本の所見のとり方と臨床的有用性の検証.投稿中
4) 相原雅典:呼吸器感染症.菅野治重,川上小夜子(監修):感染症診断に必要な微生物検査.ライフサイエンス,pp6-20,2003
5) York MK:Aerobic bacteriology. Isenberg HD (ed):Clinical Microbiology Procedures Handbook, vol.1, 2nd ed. ASM Press, Washington DC,pp1-23,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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