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文献詳細

雑誌文献

検査と技術37巻10号

2009年09月発行

文献概要

増刊号 顕微鏡検査のコツ―臨床に役立つ形態学 II 微生物検査 総論 2 染色法の原理と特徴

4 ギムザ染色

著者: 後藤美江子1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院感染制御部細菌検査室

ページ範囲:P.907 - P.909

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はじめに

 細菌検査のルーチン検査で最も多く使用される染色法はグラム(Gram)染色である.しかし,グラム染色の用途は,微生物の中でグラム染色で染め出され,分染されることのできる一部の細菌および真菌に限られている.そのような状況下でギムザ(Giemsa)染色はマラリア原虫の染色などに以前から使用されている.ここではギムザ染色の微生物検査への応用例として,マラリアの染色とP. jiroveciiの栄養型の染色について記述する.

参考文献

1) 西 国広,他:形態検査におけるギムザ染色の応用とそのコツ.Medical Technology36:452-489,2008
2) http://idsc.nih.go.jp/disease/malaria/malariaweb/index.html
3) 後藤美江子,高橋 孝:ニューモシスチス肺炎の迅速診断.Medical Technology36:434-438,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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