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文献概要
増刊号 顕微鏡検査のコツ―臨床に役立つ形態学 II 微生物検査 各論 1 感染症と顕微鏡検査の所見
2 尿路感染症
著者: 菅野治重1
所属機関: 1医療法人社団徳風会髙根病院内科
ページ範囲:P.940 - P.945
文献購入ページに移動1 尿路感染症の種類と原因菌
表1に示したが,尿路感染症には,下部尿路感染症として尿道炎と急性膀胱炎があり,上部尿路感染症として急性腎盂腎炎がある.
尿道炎は小児では包茎を持つ男児に多くみられ,Escherichia coliやProteus mirabilisが主に原因となるが,性的に活動的な年齢にある成人では,Neisseria gonorrhoeae,Chlamydia trachomachis,Ureaplasma urealyticumなどが原因となる.
表1に示したが,尿路感染症には,下部尿路感染症として尿道炎と急性膀胱炎があり,上部尿路感染症として急性腎盂腎炎がある.
尿道炎は小児では包茎を持つ男児に多くみられ,Escherichia coliやProteus mirabilisが主に原因となるが,性的に活動的な年齢にある成人では,Neisseria gonorrhoeae,Chlamydia trachomachis,Ureaplasma urealyticumなどが原因となる.
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