検査と技術37巻10号

2009年09月発行

増刊号 顕微鏡検査のコツ―臨床に役立つ形態学 II　微生物検査 各論 1　感染症と顕微鏡検査の所見

7　生殖器感染症

著者： 田中美智男¹

所属機関： ¹京都大学医学部附属病院検査部

ページ範囲：P.968 - P.971

はじめに

　生殖器感染症は性行為感染症(sexually transmitted infection，STI)とSTI以外の感染症に大きく分類することができる．STI感染症の起因菌はいわゆる病原微生物であり，代表的なSTI感染症と病原微生物を表1に示した．

参考文献

1) 小島弘敬，松田静治：淋菌感染症．日本医師会(編)：感染症の診断・治療ガイドライン．医学書院，pp238-241，1999

2) 久保田武美：産婦人科領域の感染症．検査と技術24(増刊)：136-140，1996