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増刊号 顕微鏡検査のコツ―臨床に役立つ形態学 IV 血液像 各論 3 造血器腫瘍のWHO分類
7 成熟T細胞・NK細胞腫瘍
著者: 東田修二1
所属機関: 1東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科臨床検査医学
ページ範囲:P.1124 - P.1126
文献購入ページに移動1 成熟T細胞・NK細胞腫瘍の分類
成熟T細胞・NK細胞腫瘍には,表1に示すように種々のT細胞性リンパ腫(リンパ芽球性リンパ腫を除く),NK細胞性リンパ腫,成熟T細胞・NK細胞の白血病などが含まれる.22種の疾患単位からなり,すべてを理解することは困難であるため,日常診療で遭遇する可能性の高い疾患のみを挙げる.本項に含まれるリンパ腫では,リンパ腫細胞が血液塗抹標本で多数みられることは稀である.検体処理と標本作製は,“成熟B細胞腫瘍”の項の記載と同様に行う.
成熟T細胞・NK細胞腫瘍には,表1に示すように種々のT細胞性リンパ腫(リンパ芽球性リンパ腫を除く),NK細胞性リンパ腫,成熟T細胞・NK細胞の白血病などが含まれる.22種の疾患単位からなり,すべてを理解することは困難であるため,日常診療で遭遇する可能性の高い疾患のみを挙げる.本項に含まれるリンパ腫では,リンパ腫細胞が血液塗抹標本で多数みられることは稀である.検体処理と標本作製は,“成熟B細胞腫瘍”の項の記載と同様に行う.
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