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文献詳細

雑誌文献

検査と技術37巻10号

2009年09月発行

文献概要

増刊号 顕微鏡検査のコツ―臨床に役立つ形態学 V 細胞診 総論 1 基礎知識

2 集塊における構造の見方

著者: 伊藤仁1

所属機関: 1東海大学医学部付属病院病理検査技術科

ページ範囲:P.1131 - P.1134

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1 細胞診と組織診

 一般的に細胞診は組織診と異なり,構造が認識しにくい.組織診は二次元であるが,細胞診は三次元の世界である.細胞診において,大型で重積のある細胞集塊の場合,一見するとよくわからないが,組織像をよく理解し,焦点を動かしながら詳細に観察すると,立体的構造が浮き彫りになる.細胞異型に乏しく,構造異型から癌の診断が可能となる子宮内膜や乳腺細胞診においては,細胞集塊の構造を的確にとらえることが必須である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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