icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術37巻10号

2009年09月発行

文献概要

増刊号 顕微鏡検査のコツ―臨床に役立つ形態学 V 細胞診 各論 2 呼吸器

1 喀痰

著者: 柿沼廣邦1

所属機関: 1北里大学病院病院病理部

ページ範囲:P.1170 - P.1174

文献購入ページに移動
はじめに

 喀痰細胞診は被検者に苦痛を与えることなく反復検査が行える検査であり,肺門部腫瘍の早期発見に有効で,肺癌検診ではハイリスクグループを対象としたスクリーニングに用いられている.呼吸器疾患における喀痰細胞診の適応として,肺癌はもちろんのこと,感染症を含めた炎症性疾患なども対象となる.呼吸器診療における重要な検査の1つであることはいうまでもなく,治療方針の決定や治療後のフォローにも用いられる.

 ここでは,代表的な疾患における細胞所見などについて述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?