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増刊号 顕微鏡検査のコツ―臨床に役立つ形態学 V 細胞診 各論 2 呼吸器
1 喀痰
著者: 柿沼廣邦1
所属機関: 1北里大学病院病院病理部
ページ範囲:P.1170 - P.1174
文献購入ページに移動はじめに
喀痰細胞診は被検者に苦痛を与えることなく反復検査が行える検査であり,肺門部腫瘍の早期発見に有効で,肺癌検診ではハイリスクグループを対象としたスクリーニングに用いられている.呼吸器疾患における喀痰細胞診の適応として,肺癌はもちろんのこと,感染症を含めた炎症性疾患なども対象となる.呼吸器診療における重要な検査の1つであることはいうまでもなく,治療方針の決定や治療後のフォローにも用いられる.
ここでは,代表的な疾患における細胞所見などについて述べる.
喀痰細胞診は被検者に苦痛を与えることなく反復検査が行える検査であり,肺門部腫瘍の早期発見に有効で,肺癌検診ではハイリスクグループを対象としたスクリーニングに用いられている.呼吸器疾患における喀痰細胞診の適応として,肺癌はもちろんのこと,感染症を含めた炎症性疾患なども対象となる.呼吸器診療における重要な検査の1つであることはいうまでもなく,治療方針の決定や治療後のフォローにも用いられる.
ここでは,代表的な疾患における細胞所見などについて述べる.
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