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文献詳細

雑誌文献

検査と技術37巻10号

2009年09月発行

文献概要

増刊号 顕微鏡検査のコツ―臨床に役立つ形態学 V 細胞診 各論

5 体腔液

著者: 小松京子1 坂本憲彦1

所属機関: 1杏林大学医学部付属病院病理部

ページ範囲:P.1183 - P.1185

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1 体腔の構造

 体腔は体壁と各種臓器の間に形成された間げきであり,胸腔,腹腔,心膜腔が代表的である.また,男性は直腸と膀胱〔ダグラス(Douglas)窩〕,女性は膀胱と子宮,直腸と子宮(ダグラス窩)間の体腔も臨床的に意義がある.体腔内には少量の体腔液が存在して内面を潤しており,炎症や腫瘍性病変でしばしば貯留する.

参考文献

1) 坂本穆彦:細胞診を学ぶ人のために,第3版.医学書院,pp272-286,1998
2) 亀井敏昭,石川雄一,三浦太郎,他:アスベストと中皮腫.篠原出版,2007
3) 伊藤 仁,長村義之:胸腹水の細胞診断に役立つ免疫組織化学.病理と臨床20:714-718,2002
4) 明石勝英:現代産科婦人科学体系,第1巻B;臨床解剖学II.中山書店,pp83-91,1975

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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