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増刊号 顕微鏡検査のコツ―臨床に役立つ形態学 V 細胞診 各論
6 乳腺
著者: 阿部英二1
所属機関: 1北九州市立医療センター臨床検査科
ページ範囲:P.1186 - P.1190
文献購入ページに移動はじめに
近年,画像診断技術の進歩で微小な病変からでも細胞採取が可能となり,乳腺細胞診の重要性は増すばかりである.
乳腺疾患は組織型が非常に多彩な点が特徴で,そのため採取される細胞像もまた多種多様な像として出現する.また,ほとんど細胞異型を示さない乳癌が存在するのも乳腺細胞診の特徴で,一般的な細胞診の判定基準では正確な診断に到達することが困難な場合もあり,偽陽性や偽陰性を招きやすい領域であることも念頭に置かなければならない.
そのため,乳腺疾患の組織学的背景をよく理解しておくことが重要となる.
近年,画像診断技術の進歩で微小な病変からでも細胞採取が可能となり,乳腺細胞診の重要性は増すばかりである.
乳腺疾患は組織型が非常に多彩な点が特徴で,そのため採取される細胞像もまた多種多様な像として出現する.また,ほとんど細胞異型を示さない乳癌が存在するのも乳腺細胞診の特徴で,一般的な細胞診の判定基準では正確な診断に到達することが困難な場合もあり,偽陽性や偽陰性を招きやすい領域であることも念頭に置かなければならない.
そのため,乳腺疾患の組織学的背景をよく理解しておくことが重要となる.
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