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文献詳細

雑誌文献

検査と技術37巻10号

2009年09月発行

文献概要

増刊号 顕微鏡検査のコツ―臨床に役立つ形態学 VI 病理 総論 1 病理形態像の観察の仕方,考え方

4 細菌学的観察と病理学的観察の比較

著者: 三関信夫1 手島伸一1

所属機関: 1同愛記念病院研究検査科

ページ範囲:P.1209 - P.1211

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はじめに

 顕微鏡を用いて細菌検査室が行っている病原微生物の同定と,病理検査室が行っている病理学的・細胞学的検査は,臨床的に重要視され優先的に採用される.細菌検査室と病理検査室が扱う検査材料には共通なものが多く,喀痰,血液,髄液,尿,胆汁,針生検材料などがある.特に喀痰は双方の検査室での主要な材料で,呼吸器疾患の病因を明らかにするために必要不可欠なものである.

 本稿では,喀痰をもとに,当院の細菌検査室と病理検査室での検体の流れ,標本作製法や染色法,形態像の違いを示してみたい(図1).

参考文献

1) 管野治重,川上小夜子:感染症診断に必要な微生物検査.ライフ・サイエンス,2003
2) 細胞検査士会(編):細胞診標本作製マニュアル 呼吸器.武藤化学,2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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