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文献詳細

雑誌文献

検査と技術37巻13号

2009年12月発行

目指せ!一般検査の精度向上

―尿沈渣検査の精度向上:8―尿沈渣成分の鑑別―血球類,微生物,寄生虫類,その他成分

著者: 斎藤トモ子1

所属機関: 1日本大学医学部附属板橋病院臨床検査部

ページ範囲:P.1464 - P.1468

文献概要

はじめに

 尿沈渣検査において血球成分は強拡大(high power field,HPF:×400)で個数表現をする.数字の変化として表れるので正確にカウントできることが重要であり,標準法に準拠して行うことを推奨する1).その他の成分においては出現(+)だけでも検査情報としての診断価値が高い成分もあるので注意深い観察が求められる.

参考文献

1) 日本臨床衛生検査技師会(編):尿沈渣検査法2000.日本臨床衛生検査技師会,2000
2) 血尿診断ガイドライン検討委員会(編):血尿診断ガイドライン.血尿診断ガイドライン検討委員会,2006
3) 油野友二:尿中赤血球とその形態.Medical Technology 25:887-894,1997
4) Kohler H, Wandel E, Brunck B:Acanthocyturia―a characteristic marker for glomerular bleeding. Kidnny Int 40:115-120,1991
5) 後藤明子,内田壱夫,冨田仁,他:エステラーゼ活性を検出する尿中白血球反応試験紙の問題点.機器と試薬 18:747-753,1995

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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