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文献詳細

雑誌文献

検査と技術37巻3号

2009年03月発行

文献概要

Laboratory Practice 〈遺伝子〉

HBVコア関連抗原測定の臨床的有用性

著者: 江川孝則1

所属機関: 1富士レビオ株式会社営業業務部カスタマーサポートセンター

ページ範囲:P.273 - P.277

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はじめに

 B型肝炎ウイルス(hepatitis B virus,HBV)によるB型慢性肝炎は,現在でも完全に治癒する方法は確立されていない.B型慢性肝炎に対する治療法は,現在インターフェロン(interferon,IFN)と核酸アナログ製剤が主体になっているが,その治療をモニターする検査法の課題として,核酸アナログ製剤治療での耐性株出現の有無を予測する点や,核酸アナログ製剤治療をいつまで続ければよいのか,中止するとしたらどのような目安で中止すればよいのか,中止後再燃時の投薬開始時期はどのようなタイミングで開始すればよいのかなどのよい指標になる検査法が少ないことが課題となっている.

 本稿では,これらの課題を改善する検査法の一つとして2007年9月に発売されたHBVコア関連抗原(HBV core-related antigen,HBcrAg)検査法〔商品名:ルミパルス(R)HBcrAg(富士レビオ)〕の臨床的有用性について紹介する.

参考文献

1) 松本晶博,田中榮司:B型肝炎ウイルスのcore関連抗原.内科 100:653-657,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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