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文献詳細

雑誌文献

検査と技術37巻3号

2009年03月発行

文献概要

Laboratory Practice 〈免疫血清〉

直接抗グロブリン試験陽性時の検査と適合血の選択

著者: 佐々木正照1 小野昌樹1 林祐也1

所属機関: 1株式会社イムコア

ページ範囲:P.282 - P.285

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はじめに

 直接抗グロブリン試験(direct antiglobulin test,DAT)は自己免疫性疾患の診断に有用であるが,薬剤,血液型不適合輸血,新生児溶血疾患,臓器あるいは幹細胞移植などでも陽性を示す.DAT陽性の診断は,患者の病態や使用薬剤,妊娠・輸血歴,治療(薬剤)なども考慮して決定する.

参考文献

1) Leger RM:The positive direct antiglobulin test and immune-mediated hemolysis. AABB Technical Manual. Bestheda,pp499-524,2008
2) 石丸健:不規則抗体同定検査―複雑な抗体の同定 Part1 温式自己抗体.血液製剤品質管理情報 No.27.北海道赤十字血液センター,pp24-29,2007
3) Garratty G, Petz LD:Approaches to selecting blood for transfusion to patients with autoimmune hemolytic anemia.Transfusion 42:1390-1392,2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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