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細胞診とHPVテストの併用を
著者: 上坊敏子1
所属機関: 1社会保険相模野病院婦人科腫瘍センター
ページ範囲:P.338 - P.338
文献購入ページに移動 細胞診が子宮頸癌(以下,頸癌)検診において果たしてきた役割は非常に大きい.わが国では,1970年代半ばには全国的に細胞診による頸癌検診が普及し,1983年度からは国の施策として検診が行われるようになった.その結果,早期癌や前癌病変である異形成の段階での発見が増加し,結果的に頸癌の死亡率は大きく減少した.最近,この細胞診にヒトパピローマウイルス(human papillomavirus,HPV)を検出する検査を併用することが注目されている.
ほぼすべての頸癌の原因はHPVであり,100以上ある型のうち,16型,18型に代表される15種類程度が“高リスク”であることが明らかにされている.このHPVを証明するHPVテストの代表がハイブリッドキャプチャー法である.保険適用はないものの,最近わが国でも急速に普及してきている.検体は細胞診検体採取と同時に採取し,16,18,31,33,35,39,45,51,52,56,58,59,68の13型の有無を判定することが可能である.
ほぼすべての頸癌の原因はHPVであり,100以上ある型のうち,16型,18型に代表される15種類程度が“高リスク”であることが明らかにされている.このHPVを証明するHPVテストの代表がハイブリッドキャプチャー法である.保険適用はないものの,最近わが国でも急速に普及してきている.検体は細胞診検体採取と同時に採取し,16,18,31,33,35,39,45,51,52,56,58,59,68の13型の有無を判定することが可能である.
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