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文献詳細

雑誌文献

検査と技術37巻4号

2009年04月発行

文献概要

Laboratory Practice 〈遺伝子〉

TaqMan®システムによるHCV-RNAの測定

著者: 松尾百華1 野間桂1 西岡淳二1 登勉12

所属機関: 1三重大学医学部附属病院中央検査部 2三重大学大学院医学系研究科臨床検査学

ページ範囲:P.377 - P.379

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はじめに

 現在まで,HCV-RNA量を測定する方法として,ポリメラーゼ連鎖反応(polymerase chain reaction,PCR)法を測定原理としたC型肝炎ウイルス遺伝子検査(hepatitis C virus RNA,HCV-RNA)定性法(以下,定性法)およびHCV-RNA定量法(以下,ハイレンジ法)1)が用いられてきた.しかし,両測定法の検出感度の間には大きな差があった.以前から検査の現場では,単一の測定法でHCV-RNA量の経過観察を継続的に行うことのできる,高検出感度で広い測定範囲のHCV-RNA定量測定法の開発が望まれていた.

参考文献

1) 坪田昭人,荒瀬康司,鈴木義之,他:高HCV量C型慢性肝炎への治療に対応した高濃度領域測定用アンプリコアHCVモニター(ハイレンジ法)の基礎的および臨床的有用性の検討.医学と薬学 51:159-166,2004
2) 田原和子,出口松夫,中野卓,他:C型肝炎ウイルス(HCV)-RNA量測定におけるコバスTaqMan HCV「オート」の臨床的評価.日本臨床検査自動化学会会誌 32:245-252,2007
3) 狩野吉康,赤池淳,山崎克,他:HCV RNA測定試薬コバスTaqMan HCV「オート」およびHBV DNA測定試薬コバスTaqMan HBV「オート」における既存測定法との比較検討.医学と薬学 58:137-149,2007
4) Okamoto H, Sugiyama Y, Okada S et al:Typing hepatitis C virus by polymerase chain reaction with type-specific primers:application to clinical surveys and tracing infectious sources. J Gen Virol 73:673-679,1992

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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